水道屋本舗はどんな業者?高い?行政処分を受けた理由・信頼回復の努力を徹底分析!
水まわりのトラブルでお困りの際、どの業者に頼むべきか迷ってしまうことはありませんか?
全国展開している水道屋本舗は、24時間365日対応や豊富な修理実績など魅力的なサービスを提供していますが、過去の行政処分などで不安を感じる方もいるでしょう。
本記事では、水道屋本舗の特徴や料金、口コミなどを詳しく解説し、トラブルを未然に防ぐためのポイントもお伝えします。水道修理業者選びに役立つ情報が満載です!
各口コミは調査当時にウェブ上に公開されている情報を一切改変せずに転記しています。
各口コミ内容の真偽度・信頼度については担当編集は責を負いません
この記事のポイントは?
水道屋本舗はどんな修理業者?
水道屋本舗は、水まわりのトラブルに特化した修理業者です。トイレ、お風呂、キッチン、洗面所、排水管など、あらゆる水まわりの問題に対応しています。運営会社は東証マザーズ上場企業のアクアラインです。
主な特徴は以下の通りです。
24時間365日対応
水道屋本舗は、水まわりの緊急トラブルに年中無休で24時間対応しています。深夜や休日も受付可能なので、いざという時に頼りになる存在と言えるでしょう。
全国規模のネットワーク
北海道から沖縄まで、全国にサービスを展開しているのが水道屋本舗の強みです。各地に拠点があり、広範囲での迅速な対応が可能となっています。
豊富な修理実績
創業から20年以上、87万件以上の修理実績を持つのが水道屋本舗の強みです。その豊富な経験と専門的な技術力により、様々な水まわりトラブルに的確に対処できます。
無料の見積もりとクーリングオフ
水道屋本舗は現場での点検・見積もりは基本的に無料です。見積内容にご納得いただけてから作業開始となります。業界初のクーリングオフ制度も導入し、お客様の安心・信頼を大切にしています。
充実のサポート体制
水道屋本舗はPL保険に加入し、万が一の場合も補償されます。また、一部のサービスを除き無料保証を提供。アフターフォローも万全です。
多様な支払い方法
水道屋本舗では、現金はもちろん、銀行振込、クレジットカード、コンビニ払いなど、お客様の利便性を考えた多彩な支払い方法を用意しています。
ただし、水道屋本舗は一部の営業手法に問題があり、2021年に消費者庁から特定商取引法違反で行政処分を受けた経緯があります。この点は注意が必要でしょう。料金面でも高いという声があるため、他社と比較検討することをおすすめします。
とはいえ、緊急性が高く専門性が求められる水まわりのトラブルに、迅速かつ的確に対応してくれる存在は心強いはずです。
水道屋本舗なら、早朝や深夜でも駆けつけてくれる上、全国規模で修理依頼を受け付けているので利便性は高いと言えるでしょう。
修理実績が豊富で、スタッフの専門的な技術力もお墨付き。無料の見積もりやクーリングオフ制度など、顧客視点に立ったサービスも魅力的です。
水道修理料金比較:水道屋本舗と他社の違い
水道屋本舗の料金と他社との具体的な比較をしてみると、割高とは言えない場合もあります。ここでは、水道屋本舗と主要な競合他社の料金体系を比べ、その違いを明らかにしていきましょう。
分かりやすく条件をそろえるために、トイレつまり修理(軽度)の最低料金で比較します。
- 水道屋本舗:8,800円(税込)+部品料金
- クラシアン:8,800円(税込)+部品料金
- イースマイル:8,800円(税込)+部品料金
- メイスイ水道総合サービス:5,800円(税込)+部品料金
- 水道レスキュー:1,100円(税込)+部品料金
水道屋本舗、そして同じく全国展開しているクラシアンやイースマイルの場合、基本料金は同じ価格帯で設定されています。深夜料金や出張費はかかりません。
一方、関西圏内を中心に営業する地域密着型の水道修理業者であるメイスイ水道総合サービスは、大手と比べるとかなりリーズナブルです。深夜料金や出張費はかかりません。
また、関東・関西圏の一部で営業する地域密着型の水道修理業者である水道レスキューはさらにリーズナブルです。同じく深夜料金や出張費はかかりません。ただし、工事請負エリアが限定されることには注意が必要です。
確かに、同業他社と比べると、水道屋本舗は全国対応の水道修理業者としては特別高くも安くもない平均的な価格帯です。しかし、単純に料金だけを比較するのではなく、サービス内容や作業品質、アフターフォローの充実度など、トータルでの価値を見極めることが重要です。
水道屋本舗の行政処分の本当のところ
水道屋本舗(屋号はアクアライン)は、2021年8月に消費者庁から特定商取引法違反による行政処分を受けました。一連の経緯について、客観的な情報を基に解説します。
消費者からの相次ぐ苦情
国民生活センターには、2018年以降、アクアラインに関する苦情が707件も寄せられていました。
具体的には、「直らなかったのに6万円弱請求された」「30万円で便器一式取り換えろと言われたが、別の業者に聞いたら1万円かからなかった」などの事例が報告されています。
消費者庁の調査により、アクアラインによる以下のような特定商取引法違反行為が明らかになりました。
- 虚偽の説明による高額契約の勧誘
「トイレ部品が製造中止になっている。全部交換するしかない」などの虚偽の理由を告げ、30万円以上の高額な契約を勧めていた。 - クーリングオフの妨害
法律で認められているクーリングオフについて、対象外であると説明したり、一度成立したクーリングオフを何度も電話をかけてやめさせようとしていた。
行政処分の内容
消費者庁は、アクアラインに対し特定商取引法に基づく以下の行政処分を下しました(2021年8月30日付)。
- 業務停止命令
訪問販売業務の9か月間(2021年8月31日から2022年5月30日まで)の停止を命令。 - 指示
再発防止策を講じ、コンプライアンス体制を構築するよう指示。 - 業務禁止命令
代表取締役とお客様相談室室長の2人に対し、9か月間の業務禁止を命令。
行政処分の影響と意味合い
今回の行政処分は、悪質な訪問販売業者に対する消費者庁の断固たる姿勢を示すものと言えるでしょう。アクアラインの事例は、水回りのトラブルに乗じた悪質商法の存在を消費者に警告する意味でも重要と言えます。
修理サービスを依頼する際は、事業者の信頼性を十分に確認することが大切だと改めて認識させられます。
信頼回復のために水道屋本舗が努力していること
水道屋本舗(アクアライン)は、2021年の行政処分を受けて以降、信頼回復のために様々な取り組みを行っています。具体的には、公式ウェブサイトで「7つのお約束」を明示し、適正価格での提供や丁寧な説明、アフターフォローなどを重視していることをアピールしています。
また、料金体系の透明化や、PL保険への加入、社員教育の強化、顧客対応の改善、アフターサービスの充実など、サービス品質向上に向けた努力も見られます。
ただし、これらの取り組みが行政処分後に特別に開始されたものなのかは明確ではありません。信頼回復には時間がかかるため、これらの取り組みを継続的に実施し、顧客の信頼を少しずつ取り戻していく努力が必要不可欠と言えるでしょう。
水道屋本舗の口コミ
水道屋本舗の口コミについて調査しました。明らかに身内からのコメントや、出所が怪しげな口コミ、無責任な中傷誹謗は取り上げておりません。業者の特徴が分かる具体的な口コミをピックアップしてご紹介しています。
ただし、2021年以降は上記で説明した行政処分に関する感想が大半を占め、修理作業に関する口コミは少ないようです。
ありゃ大変!水道屋本舗さんとかは24時間受付の様ですが⁉️
— ごいち (@asarunyakusi0) December 25, 2022
- 24時間対応と言えば、という世間的なコンセンサスを得られているようです。
水道屋本舗に頼んで高圧洗浄してもらったら出なくなった!
ありがとうございます🙏
— キョエ@くちぱっちん (@358_tomy) October 19, 2022
- 確かな技術を持つことは明らかです。
水道一番館さんに電話したら水道屋本舗さんが直してくれました。蛇口からの水漏れ修理費は2000円のweb割があって6640円でしたー!安かった〜(o’∀’)ノ♪1万円以上は覚悟してたのに!何かあったらまたお願いしよう
— 美香 (@Mika_Kranz) November 29, 2016
- 少し古い口コミですが確かな信頼を得られているようです
事務所の外部にある給湯器まわりのパイプが腐食して水漏れ。いろいろな業者に見積もりして貰ったが直せるのは1週間先とかが多かった。お湯が使えないのは困った。株式会社アクアライン水道屋本舗は一番的確な見取りをしてから部品をもって来てその日に直してくれた。対応や値段も満足。
— 左巻健男(サマキタケオ) (@samakikaku) March 16, 2018
- これも少し古い口コミですが対応や価格で納得いく評価だったようです
水道屋本舗は昨日来るって言っといて来なかったし、菓子食べてるだけで割り箸折れるしなんなん? pic.twitter.com/dKG2eONgwk
— ふりかけ (@pokenohinako) January 27, 2024
たしか、水栓交換で78000円だった。地元だと半額以下だったね。当時は知らなかった。#水道屋本舗
— みんなの姉さん (@nQgYHOuphucmO2M) January 6, 2024
水道工事で思わぬ高額請求にならないためのポイント
水道屋本舗をはじめとする水道修理業者を利用する際、思わぬ高額請求に見舞われるケースがあります。特に水道屋本舗は、過去に消費者庁から行政処分を受けた経緯があり、注意が必要です。しかし、トラブルを未然に防ぐためのポイントを押さえておけば、そうしたリスクを大幅に軽減することができるでしょう。
明確な見積もり
水道修理の料金トラブルを避けるためには、事前の見積もりが何よりも重要です。信頼できる業者なら、作業内容や必要な部品、料金の内訳などを明確に提示してくれるはずです。
見積もりの段階で、基本料金や作業料金、出張費用などの詳細を確認しておきましょう。また、追加料金が発生する可能性がある場合は、その条件についても納得のいく説明を受けておく必要があります。
水道屋本舗の場合、見積もりは無料で提供されます。現場で診断を行った上で、具体的な作業内容と料金を提示してくれるとのことです。見積もりの内容に納得できない場合は、遠慮なく質問や確認を行いましょう。
明確な契約の重要性
契約書にはサービス内容や料金、保証条件などが明記されているはずです。よく読んで理解した上で署名することが大切です。もし、不明点があれば、契約する前に必ず質問するようにしましょう。
水道屋本舗では、作業完了後に料金を支払う後払い制を採用しているようです。契約内容には十分な注意が必要です。万が一、見積もりと異なる料金を請求された場合は、速やかに問い合わせを行い、適切な対応を求めることが重要です。
消費者が知るべき法的保護と権利
水道修理サービスを利用する際、消費者は法律によって一定の権利を保護されています。トラブルに巻き込まれた時に、適切な対処を取るためにも、自分の権利を理解しておくことが大切です。
特定商取引法
特に重要なのが、「特定商取引に関する法律(通称:特定商取引法)」です。この法律は、訪問販売や電話勧誘販売など、不意打ち的な勧誘によって契約を結ばされるトラブルから消費者を守るために定められました。
水道修理の場合、業者が自宅を訪問して契約を結ぶケースが多いため、この法律の適用対象となります。具体的には、以下が定められています。
- 契約書面の交付義務
- クーリングオフ制度
例えば、業者は契約の際に、サービス内容や料金、事業者の情報などを記載した書面を消費者に渡さなければなりません。もし、書面の交付がない場合は、契約の効力が発生しないことになっています。
また、契約日から8日以内であれば、クーリングオフ(無条件での契約解除)を行使する権利があります。書面にはクーリングオフについての記載も義務づけられており、消費者はいつでも契約をキャンセルできるのです。
もしクーリングオフの権利を行使する場合は、しっかりと法律に基づいて対応することが重要です。
消費者契約法
「消費者契約法」も、消費者の権利を守るための重要な法律です。事業者による不当な勧誘や、契約条項の不当性を規制し、消費者が不利益を被らないようにするための規定が設けられています。
例えば、修理の必要のない箇所まで工事すると言って契約を迫ったり、大幅な値引きをちらつかせて契約を急がせたりするのは、不当な勧誘に当たります。そうした行為によって結ばれた契約は、消費者の申し出により取り消すことができます。
水道屋本舗では、2021年の行政処分以降、消費者保護の規定を順守するための取り組みを行っているようですが、過去の経緯を考えると、注意深く状況を見守る必要があるでしょう。もし不当な勧誘や契約内容に疑問を感じたら、消費生活センターに相談するのも一つの方法です。
相見積もりで業者を比較する
水道修理業者を選ぶ際、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが賢明です。相見積もりを取ることで、各業者の料金体系やサービス内容の違いを明確に把握することができるのです。
相見積もりを取る際は、まず自分の抱えている水回りの問題を正確に伝えることが重要です。修理の対象となる箇所や、トラブルの具体的な症状を詳しく説明し、各業者から適切な診断と見積もりを得るようにしましょう。
その上で、見積書に記載されている内容を丁寧に確認します。基本料金や作業料金、部品代、出張費用など、料金の内訳を詳しくチェックし、各社の価格を比べることが大切です。また、見積もりに含まれているサービスの範囲や、追加料金が発生する可能性についても確認が必要でしょう。
水道屋本舗の料金が他社よりも高い場合、過去の行政処分の内容を踏まえると、その適正性について慎重に判断する必要があります。相見積もりを活用し、賢く業者を比較検討することが、水回りのトラブルを解決する近道となるでしょう。
まとめ
水道屋本舗は、全国規模で24時間365日対応している水まわりの修理業者です。豊富な実績と多彩なサービスが魅力ですが、2021年の行政処分など過去のトラブルには注意が必要です。
料金は同業他社と比べて平均的ですが、見積もりや契約内容は十分に確認しましょう。クーリングオフなど消費者の権利を理解し、複数の業者から相見積もりを取ることも大切です。信頼できる業者を選び、円滑に水まわりのトラブルを解決しましょう。